OAフロアのリユース・リサイクルシステムでサーキュラーエコノミーを実現

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OAフロア選定を工夫してサーキュラーエコノミーに貢献

オフィスビルで大量に使用されるOAフロア選びを工夫することで、サーキュラーエコノミー実現への貢献が可能です。
具体的には以下3点の評価ポイントが挙げられます。


①長く使える

今あるものを長く使うことが地球環境には最も負荷が少ないとされます。(空調機器など省エネ性能向上による環境負荷低減が見込める場合を除く) OAフロアも数多くある建材のひとつであり、長期の使用に際しては補修や更新作業が行われています。 補修や更新が少ないほど資源やエネルギーの消費を抑制できるため、余計なメンテナンスや材料交換などが発生しない製品を選定することが重要です。


②解体時に回収して再資源化・再利用できる

リノベーションやコンバージョン、建物自体の建替えの際に不要となったOAフロアは産業廃棄物として廃棄されることが一般的です。 廃棄物ではなく資源として循環させることが出来る仕組みの有無が重要な評価点となります。 ただし、理論上再資源化が可能であっても莫大なエネルギーやコストが必要であれば現実的には再資源化を見送ることになってしまいます。 「理論上は可能」なのか「現実的に可能」なのか見極めることもポイントです。


③建物全体に省資源化の効果をもたらす

建物を建築するには多種多様な建材を使用します。 OAフロア単体の比較で部分最適が実現したとしても、関係する他の建材側で大きなデメリットが発生してしまえば全体最適にはなり得ません。 建物全体での最適化のためにバランスを調整しながら製品選定することが重要です。

ネットワークフロアはサーキュラーエコノミーに適したOAフロア

当社のネットワークフロアの場合、先述の①~③のポイントを満たした特徴を有しています。


①長く使える

→1987年から実績があるコンクリート+スチールで構成された強固で長寿命な製品。
優れた耐久性と床不陸に追従する構造によりメンテナンスフリーで長期間使用可能。


②解体時に回収して再資源化・再利用できる

→1998年から水平リサイクルを実現。コンクリートマットは粉砕して再原料化、配線カバーはスクラップ処理で鉄製品に循環。
2004年からは工場稼働によるエネルギー消費を抑えるリユースシステムの運用を開始。


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③建物全体に省資源化の効果をもたらす

→OAフロアの低床化により階高の圧縮に貢献し、鉄骨や外壁材等の使用を抑制が可能。
無線化の拡大によってオフィスの配線量は減少しており、OAフロア低床化のハードルは下がっています。

※OAフロアの有効配線高さについては以下のページで紹介しています。

リユース・リサイクルのQ&A

なぜネットワークフロアはリユース・リサイクルができるのか?
コンクリートマット+スチール製配線路カバーで構成されており、床に固定しない工法ですので容易に取り外しが可能です。「壊れない・ガタつかない」がコンセプトの長寿命・高耐久製品ですので、移設先でも長期に使用することができます。
リユースリステムの概要は?
リユース基準に合致するネットワークフロアは、リユース品として回収いたします。
詳細は以下のページに詳細を記載しています。