カーボンニュートラル・脱炭素の観点でOAフロアを選ぶ①

CO₂削減で悩んでいませんか?

2050年のカーボンニュートラル達成を目指して世界中で様々な取り組みが進んでいます。
建築業界においてもCO₂排出量削減は喫緊の課題となっていますが、CO₂排出量だけを物差しとして製品選定を行うわけにはいかず、製品性能・コスト・施工性などの様々な要素を検討する必要があります。
CO₂排出量削減を実現しながら様々な要求を満たすことは難しいとお悩みの方が多いのではないでしょうか。

OAフロア低床化 → 建材消費の抑制でCO₂排出量削減を実現

新築工事の場合、OAフロア高さを低く設定して階高圧縮することで、建材消費量の削減及びコストダウンが見込めます。(参照:OAフロアの高さを見直すメリット3選)
一般的に、どんなに環境性能に優れた製品だとしても、「使わない」ことを上回る効果は見込めません。
建築物を作る際に消費する建材量を減らすことができれば、必然的に発生するのCO₂排出量も削減されます。
OAフロアはキリが良いH=100mmで設定されることが多いですが、必要十分な高さに見直して階高圧縮することで「建材材消費抑制=CO2排出量削減」が可能となります。

建築物コンパクト化のCO₂排出量削減効果をシミュレーション

OAフロア高さをH=100mm → H=50mmに半減、500㎡/フロア×10層のスクエア型ビルで階高圧縮によるCO₂排出量削減効果を試算してみます。

これは超概算のシミュレーションですが、階高圧縮により建材使用量が減少したことでCO₂排出量も削減されています。
建物規模が大きくなれば削減量も更に増大すると推定されます。

配線事情の変化を受けてOAフロアの低床化が受け入れられやすい環境に

「そうは言ってもOAフロアの高さを半分にして大丈夫?」という心配の声が聞こえてきそうですが、過去のコラムでもご説明させていただいた通り、無線化が進んだ令和のオフィスの配線量は減少しています。(参照:【令和の配線事情】OAフロアに必要な高さは?)
地球環境のためにも、建築費削減のためにもOAフロアの高さを見直してみてはいかがでしょうか。

「配線シミュレーション」で低床化の可否を確認可能

当社では配線収納力の過不足を図面上で確認する「配線シミュレーション」のサービスを実施しています。
「本当に大丈夫なのか計画前に確認できないと困る」、「検討してみたいが関係者への説明が大変そう」、「根拠資料の準備が大変」、などのご不安要素を当社が解消します。
OAフロア低床化ご検討の際は共同カイテックにお気軽にご相談ください。

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