CASBEEとOAフロアの関係性

CASBEEとは

建築物の環境性能を評価する手法として「グリーンビル評価システム」が世界中で活用されています。
CASBEEは「"日本版"グリーンビル評価システム」と呼べる仕組みで、正式名称は「建築環境総合評価システム(Comprehensive Assessment System for Built Environment Efficiency)」です。
CASBEEには様々な評価項目があり、その結果をまとめて算出した「建築物の環境性能効率(BEE:Built Environment Efficiency)を用いて左の5段階で評価します。

OAフロアがCASBEEに関係するポイント

OAフロアが関係するCASBEEの評価項目を抜粋して紹介します。
①Q2 サービス性能 1.1.2 高度情報通信設備対応
 OAフロア導入が前提条件となり、コンセント容量及び情報通信設備の性能によって評価が上昇します。

②LR2 資源・マテリアル 2.4 躯体材料以外におけるリサイクル材の活用
 リサイクル資材またはエコマーク取得製品の採用品目数が評価されます。
 例えば、共同カイテックのネットワークフロアはエコマークを取得しており、採用することで「1品目の採用」として評価上昇に寄与します。

③LR2 資源・マテリアル 2.6 部材の再利用可能性向上への取組み
 産業廃棄物の削減につながる取組が評価されます。
 「躯体と容易に分別可能」、「再利用できるユニット部材」といった観点でOAフロア採用が加点要素になる場合があります。
 ※採用製品の設置方法によって判断が変わる可能性があります。

[さらに、高さが低いネットワークフロアならもう1項目]

④Q2 サービス性能 1.2.1 広さ感・景観
 執務者にとって十分な量の窓が設置されていることを前提に、天井高が高いほど評価が上昇します。
 ・天井高2.5m 以上=レベル3
 ・天井高2.7m 以上=レベル4
 ・天井高2.9m 以上=レベル5
 OAフロア自体の高さを抑えつつ大容量の配線収納力を持つネットワークフロアであれば床高を抑えやすくなり、その分天井高が確保しやすくなります。

※本内容はCASBEE評価における加点を確約するものではありません。最終的にはCASBEE評価員の判断となりますのでご了承ください。
※CASBEEの評価マニュアルは随時アップデートされています。詳細は最新のマニュアルをご確認ください。

共同カイテックのOAフロアとCASBEE

当社で製造販売するOAフロア製品(ネットワークフロア、ハイスチール、クワッドフィックス600)はエコマークを取得しています。
特にネットワークフロア、ハイスチールは置敷工法で躯体床への接着を伴わないため、解体時の躯体との分別が容易に行えます。
CASBEE評価取得を目指す建築物との相性が良いOAフロアについて、詳しくは当社までお気軽にお問合せください。