フィードインマットをご存知ですか?

ネットワークフロアの高さはH=40mm、29mmと低床なOAフロアシリーズです。
「低床OAフロアは配線収納量が不安」という声を耳にすることがありますが、ネットワークフロアは1フロアで1,000㎡を超えるようなオフィスでの採用実績も多くあり、見た目以上の配線収納力を持った製品です。
今回は、ネットワークフロアが大量配線に対応できるヒミツをご紹介します。

カタログで目立っているのは「ベースマット」

カタログなどで目立っているこの製品。
これが「ネットワークフロア」だ、と思ってしまいますが、製品名としては「ベースマット」という名前が付いています。
「ネットワークフロア」は様々なパーツで構成されており、快適なオフィス環境を提供するためのオプションパーツも揃っています。
そのひとつに「フィードインマット」が存在し、これが大量配線に対応できる能力を持っています。

入線口には「フィードインマット」&「フィードインチャンネル」

ベースマットも配線を収納する機能を持っていますが、分電盤の近くやサーバー周辺の大量の配線を納めるには困る場面が想定されます。
そこで、入線口には「フィードインマット」を用いることで配線収納量を確保します。
※Feed-in(フィードイン)・・・送り込む、供給する
また、盤からの誘導路は「フィードインチャンネル」を用いて対応します。 部屋の中央、端部に向かうにつれて配線量は減少していくため、入線部近くをフィードインマットで対処すれば大きな部屋でも問題無く配線を収納することが可能です。

全部フィードインマットにしたら?←出来ますが・・・

配線収納量の確保、という観点からすると良い考えかもしれません。
しかしながら、OAフロアは配線を収納する機能を持った「床」であるという観点で見ると、床としての強度、歩行感、安定性はベースマットを多く使った方が良い考えと言えそうです。
配線機能の観点においても、配線立ち上げ位置の選択肢が多い、様々なコンセント取付が可能、といった利点があります。
また、フィードインマットはベースマットよりも鋼材の使用量が多く材料費が高いため、コストパフォーマンスの面からもベースマットを多く使う方が良いと言えます。

それでも心配・・・ならご相談ください

フィードインマットの存在を知っていると低床OAフロア導入へのハードルは低くなるのではないかと思います。
それでも心配、という場合は、ぜひ弊社にご相談ください。
過去事例の紹介、サンプルでのご案内、配線シミュレーション図の作成など、不安解消のためのお手伝いが可能です。
低床OAフロア採用には、階高圧縮など小さくないメリットが付随します。
ぜひ一度ご検討ください。

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